スピネルの変種であり、
近年コレクターの間で賑わせている注目の希少石ガーナイト。

スピネルの構成している成分としては
マグネシウムが含まれておりますが、それに対して
ガーナイトの構成している成分は亜鉛が含まれています。


構成している成分が異なるスピネルとなります。

この変種スピネルはとても珍しく・・・

・・・と、ここまではいつも記載させていただいいてる
いつものガーナイトの説明となりますが

今回ご案内の一石は何かが異なります。

本来のガーナイトはコバルトを含有するものが多く
ブルーカラーをしておりますが
今回ご案内の一石はヴァイオレットカラーのガーナイト。

私共は20年以上、希少石をはじめ様々なカラーストーンをご案内して参りましたが
いまだかつて見たことがない紫色のガーナイトとなります。

また、お写真をご覧のとおり内包物が多く含まれます。

本来であれば透明度を求めるスピネルですが
その条件を外しても譲ることのできない紫色。

しかも１CT近くの大粒サイズです。

ガーナイトは大変稀少なルースの為、ほとんどが
０．１ＣＴ程度のルースが占める中の０．９５CTは大変魅力的です。

２０２１年４月現在において、お調べする限り見ることのない
宝石質のヴァイオレットガーナイト。

今後ご案内できるかどうわからないまさにコレクターの為の一石です。