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マリガーネット

マリガーネットは数あるガーネットの中の１つです。

成分的にはツァボライトやヘソナイトなどで有名なグロッシュラーとデマントイドで知られているアンドラダイトが混ざり合ったガーネットであり、二種類の成分を持っているガーネットの固容体です。

ガーネットは宝石の中でも歴史が長い鉱物ですが、その中でも「マリガーネット」は、最近発見された宝石です。

このマリガーネットが発見された背景は1994年、アフリカ・マリ共和国において、美しいイエローの結晶を持つガーネットが発見されました。

そして、この様な色調を持つガーネットがマリ共和国近辺に集中しているため、宝石マーケットでは産地に由来した”マリガーネット”と呼ぶ様になりました。

カラー色調は茶色～緑色の色合いを帯びた物で、より高品質な物になるとレモンカラーやグリーンに近い、発色豊かなルースが流通しています。

大きさについては大半が１CT台で10CTを超えるものとなると大変希少性が高い物となります。

内包物は他のガーネット同様入り安く、気泡の様な細かなのインクルージョン等がおおよそのルースに含まれる物となります。

また、輝きが強く現れるマリガーネットの個体もあり、その理由としてはマリガーネットに含まれる「アンドラダイトガーネット」の成分が持つ特性が、強く現れているものだと考えられます。

コニャックブラウンから、イエロニッシュグリーンまで様々な色相が存在するマリガーネット。

お気に入りのカラー、カットを是非セレクトして下さい。

【カラーストーンチャート】

希少性：	★★★★★★★★★
カラー：	★★★★★★★
透明度：	★★★★★★★★★
輝き：	★★★★★★★★★
知名度：	★★★★★★
人気：	★★★★★★

※宝石としての特徴を当店の独自の観点から10段階評価で表しています。
　 ★の数が増えるほど評価があがります。
　個々のルースの評価ではありません。

【産地】
マリ共和国他
【和名】
※灰鉄柘榴石と灰ばん柘榴石の固容体
【モース硬度】
7-7.5
【光沢】
ガラス光沢
【屈折率】
1.752
【比重】
3.64

【その他のガーネット】