皆様、ハーキマーダイヤモンドはご存知でしょうか?
非常にクリアーな結晶は”ダイヤのような”と例えるほどで、ダイヤモンドと名前はつきますが、ダイヤモンドではなく、とあるクォーツ(水晶)の俗称(コマーシャルネーム)にあたります。
その為、鑑別書の記載にハーキマーダイヤモンドと記載はされず、鉱物名天然クォーツとして記載されますのでお知りおき下さい。
このハーキマーダイヤモンドはアメリカ合衆国・ニューヨーク州ハーキマー地区でのみ産出するとされる天然水晶で、独特の形状が大変人気を誇っており、この人気は特にパワーストーン愛好家の中で大人気を誇っています。
なお、一般的なカットストーンのカットされたルースとしての流通がほとんど行っていないハーキマーダイヤモンドは、その自然の造形を楽しむものとして、一切の研磨や人工的処理を行わないのが普通です。
更に掘り下げると、英語でダブルターミネーターと言われる形状は、結晶の両端がとがっているものを指し、両剣水晶、ダブルポイントとも呼ばれます。
その為、どちらかと言うと原石に近い愛され方があります。
この独特の形状は大変個性的です。
クリアーな結晶に越したことは無いですが、天然由来のため、どうしても黒色の内包物が含まれる個体がございます。
これはタール、もしくはカーボンと呼ばれています。
形状が非常に特殊で、2つの結晶が合体したような物や見かたによってはアヒルのように見えるもの、様々な形に見えるものがあります。
これが非常に面白く、愛好家たちの間で好まれる理由が垣間見れます。 大変奥が深いハーキマーダイヤモンドの世界。
ぜひ地球が生み出した神秘をじっくりと御覧ください。
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